大阪~神戸エリア 名所 市立吹田サッカースタジアム
昨年からのコロナ禍により、気軽にスポーツ観戦を楽しむことが出来なくなりましたが、
各プロスポーツ協会の努力及びスポーツファンの協調する姿勢により、
コロナ以前と同等までとはいきませんが、日々観戦しやすい環境が整えられつつあります。
そんな中、今回はJリーグガンバ大阪の本拠地、
市立吹田サッカースタジアム(パナソニックスタジアム吹田)をご紹介したいと思います。
Jリーグ発足時から2015年までガンバ大阪は万博記念競技場を本拠地として
使用していましたが、老朽化と国際規格基準を満たさないことから
新スタジアムの構想に着手、大阪発のサッカー専用スタジアムとして建設を
目指すこととなります。
また珍しい取り組みとして、任意団体を設立し建設費用を地域行政に頼ることなく、
一般もしくは一般企業及び助成金のみで賄う方法をとり注目となりました。
こういったいわゆるスポーツ施設等の箱物は自治体主導の下に建設されることが
通例で、当初自力での資金調達だけでは困難であるとの見方が大半でしたが
2013年に無事起工式、2015年に完成を迎え任意団体スタジアム建設募金団体より
吹田市に寄贈されることとなりました。
市立吹田サッカースタジアムの魅力として観客席からピッチまでの距離の短さにあります。
従来日本で開催されるサッカーの試合ではサッカースタジアムを兼ねた陸上競技場での
開催が大半で、ピッチの外側に陸上トラックがある分、選手間との距離が遠いことで臨場感を損ねる原因となっていましたが、それらの欠点を克服し魅力のあるプレーが眼前で
繰り広げられる、日本屈指のサッカースタジアムとなりました。
サッカー専用スタジアムとしては他に浦和レッズ本拠地の埼玉スタジアム2002、
鹿島アントラーズ本拠地の茨木県立カシマサッカースタジアムがありますが、
市立吹田サッカースタジアムはよりヨーロッパタイプのサッカースタジアムを
意識したものになり施設自体もコンパクトかつ客席全体を屋根で覆い、また
芝の状態を可能な限りベストな状態を保つよう機能性を高めた作りが特徴です。
また、市立吹田サッカースタジアムを皮切りにセレッソ大阪本拠地長居球技場
(ヨドコウ桜スタジアム)の大規模改修工事、サンフレッチェ広島本拠地(予定)
中央公園サッカースタジアム(仮称)基本計画が策定されるなど、あまり日本では
馴染みのなかったサッカー専用スタジアムが多数建設改修予定となっており、
Jリーグ各クラブがサッカーファン拡大に力を入れています。
(参考:2017年完成J2ギラヴァンツ北九州本拠地ミクニワールドスタジアム北九州は
サッカー、ラグビー兼用の球技専用スタジアムとして運営。尚、観客席タッチライン間8M)
客席からタッチラインまで7Mの恩恵は大きく、普段あまりサッカーを
観戦しない観客でもその迫力に圧倒される“わかりやすさ”が強みだと思います。
みなさまも是非、7Mのプロサッカーの迫力を体感して頂けたらと思います。
所在地: 〒565-0826 大阪府吹田市千里万博公園3-3
アクセス: 御堂筋線本町駅/千里中央行(ホテルユルリト最寄り駅)
↓(15分)
御堂筋線江坂駅/北大阪急行線千里中央行(降車不要)
↓(10分)
大阪モノレール千里中央駅/門真行(乗り換え)
↓(5分)
大阪モノレール万博記念公園駅/(パナソニックスタジアム吹田最寄り駅)