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フロントスタッフ趣味語り 関西本線の歴史 第5回

今回も、当館フロントスタッフで鉄道に詳しい者が語らせて頂きます。

 

関西本線の近代化3

柘植駅で交換するJR東海キハ58系急行かすが
関西本線を快走するJR東海キハ75系急行かすが

昭和40年3月1日のダイヤ改正で、紀勢本線にデビューした

キハ80系の間合い運用により

関西本線にも初の特急「あすか」がデビューした。

しかし時間帯が悪い為(そもそもこの列車はキハ80系くろしおの和歌山機関区への回送と名古屋への回送が目的の為)乗車率が悪く昭和42年10月には廃止となった。(その車両は特急くろしお増発用に充てられた。)

名古屋駅で出発を待つキハ82系特急あすか

この特急あすかは名古屋駅を出発後関西本線経由し途中久宝寺から

阪和貨物線(2009年3月に廃止)を経由し杉本町から阪和線に入り

東和歌山駅(現在の和歌山駅)に至るユニークな特急でした。

又、昭和25年から運転を開始した東京-湊町間の伝統急行「大和」も、

昭和43年「紀伊」と愛称が変わった後、47年3月ダイヤ改正で

東京-紀伊勝浦間を除いて廃止された。

(急行紀伊は後に昭和50年3月寝台特急紀伊に格上げされブルートレインの仲間入りをしたものの乗車率低下を理由に昭和59年2月ダイヤ改正で廃止となった。)

 

次回は旧来からの技術の限界とそれに伴う車両の移り変わりについて語らせて頂きます。

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