フロントスタッフ趣味語り 阪和線の歴史 第8回
今回も当館フロントスタッフで鉄道に詳しい者が語らせて頂きます。
阪和線で活躍した車両の続き
一方電気機関車(EL)も、阪和電鉄から引き継いだロコ1000形(ED38形)に加え
買収後は、省形のEF51形やED16形が転入し使用された。
そして、昭和27年(1952年)の阪和貨物線(竜華操車場-杉本町)開業による貨物列車増発では EF52形が転入してED16形と共に旅客列車の牽引に充当された。
こうしてED16形ピーク時10両が客貨用に、EF52形は全機7両が集結して旅客用として大活躍したが、その後南紀直通列車が、客車からキハ55系やキハ58系へとDC化されるに従い、徐々に貨物列車主体の運用へと移っていった。
そしてED16形は、その後ED60形の転配もあり、昭和40年には全機立川区転配
省形標準形電気機関車の元祖EF52形も、晩年は貨物列車を重連で牽引し昭和50年8月のさよなら運転後EF58形の置換えられ廃止になった。
この時の牽引機7号機が川崎車両へトップナンバー1号機が交通科学館に 保存展示後当館閉館に伴い現在京都鉄道博物館に保存展示されている。
今回はここまで、次回はロコ1000形について語らせて頂きます。