大阪観光地案内 大阪市立美術館
大阪市天王寺区 にある天王寺公園、こちらに大阪市立美術館があります。
今回はこちらについてご案内させていただきます。
大阪市立美術館のある場所は元々、1914年(大正3年)に住友財閥創業者の住友家の本邸が建てられていました。
住友家は大阪の文化振興の為、大阪市に美術館建設を目的にこの土地を寄贈し、1936年(昭和11年)に旧本邸跡に開館しました。
その歴史は苦難が多く、1927年(昭和2年)から建設が始まりましたが世界大恐慌の影響で工事は中断した時期もあり、完成まで10年近くかかっています。
また、太平洋戦争が始まると1942年(昭和17年)には陸軍に摂取され司令部が置かれ、戦後の1945年(昭和20年)~1947年(昭和22年)までは占領軍が接収していた為、これ等の期間は休止せざるをえない状態でした。
大阪市立美術館の特徴の一つとして、その収蔵品には個人コレクションの寄贈等が多いというものがあります。
これは開業時の大阪の文化振興という目的に共感した個人の方々が多かったからではないかと思います。
2022年(令和4年)10月より耐震補強及び設備の全面更新のため
2024年(令和6年)まで休館する予定となっております。
大阪市立美術館に興味をお持ちの方は、休館前に足を運んでみてはいかがでしょうか?